細野勇策「35年で止まってよかった」 羽川豊以来の日本勢レフティーV メジャーで決めた初優勝


18番、優勝を決めて、同組の勝俣陵(右)とハグをかわす細野勇策(カメラ・馬場 秀則)

18番、優勝を決めて、同組の勝俣陵(右)とハグをかわす細野勇策(カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー メジャー初戦 日本プロ選手権センコーグループカップ 最終日(24日、滋賀・蒲生GC=6991ヤード、パー72)

 23歳の細野勇策(三共グループ)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り通算15アンダーで逃げ切り、メジャーで初優勝を飾った。日本勢としては1991年ダイドードリンコ静岡オープンの羽川豊以来35年ぶりのレフティーV。海外勢では2015年日本プロ選手のアダム・ブランド(豪州)、18年ミャンマー・オープンのポール・ピーターソン(米国)が勝っており、ツアー4人目となった。

 優勝争いの度に「羽川豊以来」と騒がれてきた。ツアーデビューした2022年に「31年ぶり」で始まり、今回「35年ぶり」で終止符を打った。「早く止めないとなと思っていた。自分がデビューしたときの31から始まっていたので。35で止まって良かった」と笑顔。「3年ぐらい前に羽川さんから『早く優勝して』というふうに言っていただいていたので、どこかで報告したい」と語った。

 1番パー5でグリーン右手前からチップインイーグルを奪ってスタート。2、3番でボギーが続いたが、4番からの3連続バーディーで流れを取り戻した。15番でティーショットを左の崖下まで曲げてピンチに陥ったが、パーをセーブ。左手でガッツポーズを作った。

 過去8度の最終日最終組で、悔しい思いを繰り返してきた。昨年大会は3位で迎えるも9位。昨年のロピアフジサンケイクラシックでは、トップと2打差で迎えた16番パー3で池に4発入れて「11」をたたき、21位に沈んだ。今年の中日クラウンズでは、堀川未来夢に1打及ばす2位だった。「すごく悔しい思いをしているので、そろそろ頑張りたい」と意気込み臨んだ最終日で、勝ちきった。

 ◆細野 勇策(ほその・ゆうさく)2003年1月9日、山口・山陽小野田市生まれ。23歳。ルネサンス大阪高出身。生後2か月のときに心臓に先天性の病気が見つかり手術。野球を諦め6歳でゴルフを始めた。小学6年時に全国小学校選手権で優勝。21年にプロテスト合格、22年にツアーデビュー。昨年の賞金ランキングは19位。177センチ、74キロ。血液型O。

 ◆世界の主な左打ち選手 世界最高峰の米男子ツアーでは、2003年にマイク・ウェア(カナダ)がマスターズを左打ち選手で初制覇。フィル・ミケルソン(米国)は04、06、10年とマスターズを3度制し、05、21年全米プロ選手権、13年の全英オープンもV。12、14年のマスターズを勝ったバッバ・ワトソン(米国)らも有名。

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