
ティーショットを放つ河本力
◆男子プロゴルフツアー リシャール・ミル・チャリティー 第3日(26日、石川・朱鷺の台CC=6838ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、ツアー2勝の河本力(大和証券)は6バーディー、ボギーなしで64をマークし、通算10アンダーで7位に浮上した。「ティーショットが安定していたので、チャンスが多かった」と声を弾ませた。
河本が最も闘志をみなぎらせたのは、後半の10番パー4だ。
4日間合計で最少スコアの選手に特別賞1200万円が贈られるホールの1つが10番。決勝ラウンドからティーが前方に60ヤード移動し、326ヤードに短縮された。飛ばし屋の26歳は「ドライバーだと(飛距離)があまる」とミニドライバーで1オンを果敢に狙い、グリーン右横20ヤードのフェアウェーに運び、2メートルを沈めてバーディーを決めた。
1番、18番も同じく特別賞が設定され、賞金総額は3ホール合計で3600万円。「1ホールで1200万円は世界基準。こんなに欲を出してゴルフすることはめったにない。みんな欲まみれのゴルフだと思う(笑い)。魅力的な試合。本気でバーディーを狙ってプレーするホールはそうないし、それに対して見返りがある」と鼻息を荒くした。
設定ホールの1番パー4は13メートルをねじ込んでバーディーを奪取。2日目終了時点で2アンダーだった清水大成(ロピア)がこの日はパーだったと聞くと、「明日バーディー取ればまだ可能性はある」と目をギラつかせた。
2022年のバンテリン東海クラシックで2勝目を挙げた後は、優勝から4年遠ざかっている。今季のポイントランク21位と低調だが「ここから上げていかないと行けない。米ツアーのファイナルQT(予選会)から出られるように、(11月のダンロップ)フェニックスまでに1位に持って行くのが目標。優勝しないと絶対できないので、自分のゴルフを徹底して、ランキング1位を目指す」。今季終盤戦での“下克上”を掲げた。(星野 浩司)

