【男子ゴルフ】岩田寛が「小平智」でひらめいた 新規大会初代王者へ浮上 ショットインイーグルも


9アンダーでホールアウトした岩田寛(カメラ・高木 恵)

9アンダーでホールアウトした岩田寛(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー ドラッグストア・コスモスカップ 第2日(2日、静岡・グランフィールズCC=7156ヤード、パー70)

 第2ラウンドは午前組が終了し、5位で出た岩田寛(JCRファーマ)が1イーグル、6バーディー、3ボギーの65と伸ばし、通算9アンダーのトップでホールアウトした。3番パー4で、52度のウェッジを握った125ヤードの第2打をカップに沈めてイーグル。「そんなに完璧じゃないです。普通です」。岩田らしく振り返った一打で浮上すると、最終9番は3メートルを決めきりバーディー締め。リーダーボードの一番上に躍り出た。

 普段から練習ラウンドをともにするなど、公私ともに仲が良い小平智(Admiral)と予選ラウンド2日間を回った。「スイングのヒントがあった。すぐには全部できないけど、いい方向に行っている気がする」。開幕2日前の9月29日に組み合わせが発表になった。「小平智」の3文字を見た瞬間に、突如イメージが湧いた。

 「智はこういうふうにならないな、みたいな。スイングが思い浮かんで、ちょっとやってみようかなって」。意識を向けたのは「インパクトの手の位置」。30日にコースで試し、現在に至る。「ひらめきみたいなことはよくあります。でもだいたい違います。今回は今のところはいいです」と好感触を磨いている最中だ。

 4年前に同じコースで開催された日本プロ選手権は26位だった。パッティングで苦戦し、伸ばしきれなかった。「ここのグリーンは得意じゃないっていうのを思い出したんですよ。プロアマ中に思い出しちゃって…。でも新たな気持ちでやります」。懸命に悪いイメージを払拭(ふっしょく)しつつ、好位置で迎える決勝ラウンドを戦う。

 今季は6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯を制し、次週の米ツアー、ベイカレント・クラシック(横浜CC)の出場資格を得た。「今週は今週、来週は来週」とまずは週末に集中する。新規大会に熱気を呼び込みたいという気持ちは当然ある。「盛り上げ方が分からない…」とうつむきつつ続けた。「見ていたら優勝争いって面白いと思うんですよ。それの一人になりたいなって」。進化中の45歳が、初代王者の座を射止める。(高木 恵)

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