
優勝を決め、仲間に祝福される申ジエ(カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 最終日(4日、兵庫・宝塚GC旧C=6185ヤード、パー70)
最終ラウンドが行われ、38歳の申ジエ(韓国)が30勝目を挙げて史上7人目の永久シードを獲得し、史上初の国内メジャー4冠を達成した。2打差2位で出て5バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーで並んだ桑木志帆(大和ハウス工業)とのプレーオフ(PO)を制した。優勝賞金3000万円を獲得した。
強い雨が降りしきる中、桑木志帆(大和ハウス工業)との2サム(2人1組)でプレー。3番のボギーで一時は3打差に開いたが、後半の13番で13メートルのロングパットをねじ込み、14番は1・5メートルに寄せて連続バーディーを決め、17番は70センチに寄せるスーパーショットで伸ばして首位に並んだ。最後はプレーオフを制し、頂点に立った。プレーオフ3ホール目、強気のパットをねじ込んで勝負に終止符を打つと、ガッツボーズをしながら体を反らせて全身で喜んだ。優勝インタビューでは「優勝して泣いたことないけど、すごいうれしいです」と涙を流しながら答えた。
昨年のワールドレディスサロンパスカップ以来、1年5か月ぶりの30勝目。不動裕理以来、ツアー7人目の永久シードを獲得した。国内メジャーはサロンパスカップ(18、25年)、日本女子プロ選手権(18年)、JLPGAツアー選手権リコー杯(15、18年)に続き、史上初の4冠を達成した。
元世界ランク1位の38歳ベテラン。3日目には「(優勝の)チャンスが来るのが少なくなった。年齢の話はしたくないけど、それもある。でも、まだ元気だし、ここにいる選手よりも経験はあると思う」と自信をのぞかせていた。最終日はAIG全英女子オープン覇者で今季国内3勝の桑木との一騎打ちを制し、逆転優勝をつかんだ。
申は「長い1日でした。18ホールを回り、プレーオフまで皆さんと1つ1つ歩いて最後まで頑張りました。私、優勝して泣いたことはないけど、これはうれしいですね。女子オープンは優勝者はゴールドのバッジになるので、ゴールドがとてもほしかった。とてもうれしいです」とうれし涙が込み上げた。
◆申 ジエ(しん・じえ)1988年4月28日、韓国・全羅道生まれ。38歳。11歳で競技を始め、2005年にプロ転向。06年から韓国ツアーで3年連続の賞金女王に輝く。08年のヨコハマタイヤPRGRレディスで日本ツアー初優勝。09年に米ツアーへ主戦場を移し、3勝して賞金女王に。10年に自身初の世界ランク1位。同ツアーはメジャー2勝を含めて通算11勝。14年から日本ツアーを主戦場に。日本ツアーの生涯獲得賞金は15億3000万円超で歴代1位。155センチ、63キロ。

