
プロアマ戦を同組でラウンドし笑顔でVサインする桑木志帆(左)と宮里藍さん(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ プロアマ戦(8日、静岡・東名CC=6530ヤード、パー72)
ツアー6勝でメルセデス・ランキング1位の桑木志帆(大和ハウス工業)はプロアマ戦で最終調整し、今季3勝目を誓った。
前週の国内メジャー、日本女子オープンは2位と2打差の単独首位で出たが、申ジエ(韓国)に17番で並ばれ、プレーオフ3ホール目で敗れた。桑木は「ずっと夢に出てくるくらい悔しくて、夜も考え込んじゃうこともある」と苦しい胸中を明かした。
史上初の4冠達成、永久シード獲得の30勝目を挙げた申から学んだことは多い。「終盤にかけて集中力がすごく上がっているのが分かった。ここっていうパットは全部決めていた。自分は気合が足りなかった」と反省。それでも「久々に悔しい思いができたので、また強くなれると思う」と前を向いた。
この日は元世界ランク1位の宮里藍さんとプロアマ戦をラウンドした。6月に優勝した宮里藍サントリーレディス以来の対面となり「めちゃくちゃうれしかった。あっという間だった」。同大会優勝で出場権を得たAIG全英女子オープンで海外メジャー初制覇を飾った縁がある。
宮里さんも活躍した米ツアーに来年挑戦予定で、ラウンド中に質問を投げかけた。「米国で不安なことはありましたか?と聞いたら、『意外と大丈夫だった』と。英語は話せないけど、藍さんは海外の方を起用していて『全然大丈夫だよ』と言われて、背中を押してもらえた。藍さんがすごく真剣に向き合ってくれて、不安要素というより、楽しかったんだろうなと伝わってきたので、私も続きたい」と笑みを浮かべた。
宮里さんは、自身の名前を冠した大会からメジャー覇者が生まれ「もう足を向けて寝られないです。本当にうれしい」。今季は国内外で4勝を挙げている桑木を「ショットの精度が高く、大きなミスもほとんどない。来年のアメリカツアーに向けて、モチベーションは高いでしょうし、ケガだけしないように体調に気をつけて頑張ってほしい」とエールを送った。
メルセデス・ランクは2位の佐久間朱莉(大東建託)と約905ポイント差でトップを独走する。毎週、優勝争いを続けている桑木は「ちょっと疲れはあるので、最初に優勝を目指すより、初日、2日目が終わって順位で考えようかなと思う。あまり冒険したゴルフより、着々としっかりこなしていきたい」と見据えた。

