奈紗、来季の米女子ツアー出場権獲得に全力尽くす 年内国内はあと1戦


来季の米女子ツアー参戦の為の二次予選を通過して笑顔で帰国した畑岡奈紗

来季の米女子ツアー参戦の為の二次予選を通過して笑顔で帰国した畑岡奈紗

 アマチュアで史上初めて日本女子オープンを制し、女子ツアー最年少でプロに転向した畑岡奈紗(17)=茨城・ルネサンス高3年=が26日、成田空港着の航空機で帰国。年内は国内ツアー出場を1試合に抑え、来季の米女子ツアー出場権獲得に全力を尽くすと明かした。

 来季の出場権を争う2次予選会(20~23日、米フロリダ州)を19位で突破。約10日ぶりに帰国し「ホッとしました」と安堵(あんど)の表情を見せた。11月30日から始まる最終予選会(米フロリダ州)に駒を進めると同時に同下部ツアーの来季出場権も獲得。「米国でやりたい気持ちがある」と、最終予選の結果にかかわらず来年は米国で戦う方針を示した。

 もちろん下部ツアーに甘んじるつもりはない。今後は最終予選会に全精力を注ぎ、年内の国内ツアー出場は伊藤園レディス(11月11日開幕、千葉・グレートアイランドC)だけとなる見通し。11月23日前後には渡米して米国で調整する予定だ。最終予選会で上位20人に入れば来季はほぼ全試合に出場可能。「グリーン周りの精度を上げたい。(伊藤園レディスでは)プロらしいプレーができるよう頑張りたい」と笑顔で誓った。(高橋 宏磁)

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