◇男子プロゴルフシニアツアー 富士フイルムシニア選手権 第2日(4日、千葉・ザ・カントリークラブ・ジャパン、7022ヤード=パー72)
68選手が参加して行われ、賞金ランク首位独走のプラヤド・マークセン(50)=タイ=が2日連続の68をマーク。通算8アンダーの単独首位に浮上し、今季5勝目に王手を掛けた。
今大会で勝てば初の賞金王が決まる。70で回った加瀬秀樹(56)=アイテック=が2打差の2位。清水洋一(53)=フリー=が3打差の3位で追う。
山本善隆(65)=城陽CC=、秋葉真一(51)=関文グループ=ら3人が3アンダーの4位で続く。水巻善典(58)=鳴尾GC=、田村尚之(52)=ダイクレ=ら5人が7位で並んでいる。
約2300万円差の賞金ランク2位・崎山武志(53)=アビバHD=、賞金ランク3位で14年大会王者・室田淳(61)=長寿の里=、芹澤信雄(56)=TSIグルーヴアンドスポーツ=、羽川豊(58)=フリー=ら7人が1アンダーの12位につけている。
13年全米プロシニア王者・井戸木鴻樹(55)=小野東洋GC=、三好隆(65)=タニヤゴルフ=、鈴木亨(50)=ミズノ=ら4人がイーブンパーの19位。牧野裕(60)=新昭和=は2オーバーの25位、昨年大会覇者の渡辺司(59)=セガサミーHD=は5オーバーの36位。
倉本昌弘・日本プロゴルフ協会会長(61)=フリー=は6オーバーの42位、中嶋常幸(62)=トミーカンパニー=は9オーバーの55位。大会ホストで日本ゴルフツアー機構会長の青木功(74)=フリー=、尾崎直道(60)=フリー=は10オーバーの56位となった。
首位・マークセン(7バーディー、1トリプルボギーの68。2打差首位で優勝&賞金王に王手も)「(16番パー4のトリプルボギーは)6オン1パット。(昨日は80%と言っていた優勝確率は)同じくらい。(2打差2位に)加瀬さんが来ているので上乗せは厳しいです」
2位・加瀬(最終日2打差逆転での今季初優勝を狙う)「(同組で回ったマークセンは)ショートアイアンの精度が高い。マークセンが伸ばしても、自分のペースでいないと。自分のペースは守れたかな。(16番のマークセンの7打に)希望の星だったね(笑い)。(最終18番でバンカーから30センチに寄せてバーディー締めに)大きいと思う。(逆転確率は)50%。2打差は相手次第ってとこもあるけど、しっかりプレー出来れば付け入る隙はあると思う。しぶといゴルフを見せて、自分のチャンスを待つ。追いかける立場なので同じ組の方がやりやすい」
4位・秋葉(5バーディー、3ボギーの70に)「もったいない。(首位のマークセンと)最終組で回りたかったけど、しょうがない。(最終日5打差逆転のカギは)ティーショットとグリーン上でしょうね。グリーンが速いから、警戒し過ぎて上りを打てなかったり。打ち過ぎて3パットは良くないけど楽しめるように」