【日本Sオレの勝負友達】〈4〉地元大好き塚田、長野の仲間と野球でリフレッシュ


オフに地元の仲間との草野球で投手兼監督を務める塚田陽亮(岩本芳弘氏提供)

 ◆塚田陽亮(初出場)=31歳、ホクト=日本ツアー選手権森ビル杯優勝

 僕は長野市出身で、ツアーが終わったら毎週日曜の夜にはほぼ地元に帰っています。寒くて田舎だけど、地元が大好きなんです。ツアーの滞在先にりんごを送ってくれたり、地元仲間の温かさでゴルフを頑張れますね。

 去年からは、同級生約20人でつくった草野球チーム「ゴックン」の監督もしています。背番号30で投手です。オフには長野市内のナイターで投げていますよ。試合後は皆で行きつけの和食の創作居酒屋「ゆでたん屋ごっくん。」へ。エリンギのバターいためとか、僕の所属先のホクトさんのキノコ料理をおいしくいただいてます。ハイボールで乾杯して皆といろいろ語り合うのが、リラックスできる一番大切な時間です。

 地元ではラジオ番組もやらせてもらっているんですよ。4年前から毎週月曜にSBC信越放送でタイトル「今週はどうなった!」。毎試合の結果やプレー内容などを報告しています。

 ツアー最終戦の日本シリーズJTカップは、プロになってからずっと「出たい」と目標にしてきた大会。初出場ですが、長野市生まれで寒さには強いので、ワクワクしていますね。今年は初優勝できて海外メジャーの全英オープンにも出られて、本当に勉強になった1年。後半戦は結果を残せていないけど、30人のうまい選手のプレーを見て勉強しながら、少しでも上位に行きたいと思っています。

 ◆塚田 陽亮(つかだ・ようすけ)1985年5月24日、長野市生まれ。31歳。10歳でゴルフを始め、中学3年で単身渡米してフロリダのIMGアカデミーで腕を磨いた。帰国後、名商大進学。2008年プロ転向。10年のつるやオープンでツアーデビュー。13年から3年連続賞金シード入り。通算1勝。173センチ、80キロ。