来月に米ツアーを控える石川が、原点回帰で成長を誓った。今月中旬から沖縄で合宿予定。「再出発という感じ。やらなきゃいけないことは、たくさんある」。元々、長所のアプローチ、パットの技術向上に重点を置きつつ、安定しないショットの精度を底上げする。
今季は国内ツアー6戦1勝、トップ10が4度と実力を示したが、2月から腰痛で約半年間、離脱したこともあり、08年のプロ転向後初の無冠。「週を追うごとに腰の状態はよくなった。日本シリーズでも(遠くに)飛んでいた」と手応えを得たが、再発防止のため、トレーナーと相談しながら筋力強化にも取り組む予定だ。
この日はヒーロー・ワールドチャレンジ(バハマ)で優勝した松山には「土壇場で1球に対する集中力、自信が違う。(刺激は)もちろんある」と力をもらった。「目指しているのは優勝」と言い切る夢の実現へと突っ走る。