今季も楽天本拠地に「松山シート」被災者を招待


 5日(日本時間6日)に終了した米男子プロゴルフツアーのフェニックス・オープンで日本男子初の連覇と最多の通算4勝を達成した松山英樹(24)=LEXUS=が、昨年に続きプロ野球・楽天の本拠地・コボパーク宮城に“松山シート”を設け、東日本大震災の被災者を招待することが7日、分かった。

 快挙から一夜明けた6日、松山は次戦のジェネシス・オープン(16日開幕)の会場のあるカリフォルニア州に入った。今季6戦で2勝&2位2度の快進撃で、獲得賞金は436万8498ドル(約4億8927万円)と日本男子の年間最高額を更新中だ。昨年からイーグル・バーディー基金(1バーディーで1万円、1イーグルで2万円を積み立て)で、コボパークのネット裏指定2席を年間契約。被災児童らを毎試合招待していた。

 東北福祉大在学中の11年はマスターズの出場を迷っていたが、地元の温かい激励を受けて初出場し、27位で日本人初のローアマを獲得。直後の楽天の本拠地開幕戦で始球式を務めた。関係者によれば、松山は「できればずっと継続していきたい」という意向で、既に球団側とも継続を確認済み。“第2の故郷”への恩返しの思いを胸に、今季メジャー初戦、マスターズ(4月6~9日・オーガスタナショナルGC)で日本男子初のメジャー制覇に挑む。

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