【金谷多一郎のゴルフ進化系アドバイス】<3>重いクラブを良いリズムで振ろう


 クラブを重くすることも、ナイスショットを生む要素。クラブの進化に逆行するように思われるかもしれないが、クラブが軽くなったことでの弊害が目に付くようになった。

ヘッド重量の重いクラブで降ればナイスショットの確率は高まる

ヘッド重量の重いクラブで降ればナイスショットの確率は高まる


 軽いクラブだと、簡単に速く振ることができるので、どうしても手打ちになりやすい。軽いため、速く上げて速く下ろすというリズムやテンポを無視した打ち急ぎにつながってしまうのだ。かといって、軽いクラブをゆっくり振ればいいかというと、そうでもない。つまり、ゆっくり振れば、それだけヘッドスピードが落ちてしまうからだ。


 それをクリアするのが重いクラブ。ヘッドの重量がヘッドスピードの落ちた分をカバーしてくれる。しかも、ゆっくりいいリズムで振れればスイートスポットで打てる確率もが然高くなり、飛距離も伸びるというわけだ。


 飛距離、すなわち運動エネルギーは「質量(重さ)×速度(ヘッドスピード)の2乗」という数式で表される。つまり、軽いクラブでヘッドスピードを上げて打つのと、重いクラブである程度の速さで振ったのと変わらない結果を生み出すことになる。また、ゆっくり振った方がタイミングも合いやすくナイスショットの確率が高くなる。中高年となって飛距離が落ちたと感じたら、いくらか重いクラブにしてみるといい。


 ◆金谷多一郎(かなたに・たいちろう)1960年1月2日、東京都生まれ。57歳。8歳でゴルフを始め、日大ゴルフ部では主将。84年のプロテスト合格。87年の伊香保国際オープンでプロ初優勝。現在はレッスンやトーナメント解説などテレビ、雑誌などで幅広く活躍している。夫人は女子プロの(旧姓・藤田)智美。165センチ、64キロ。