◆女子プロゴルフツアー ヨコハマタイヤ PRGRレディス最終日(12日、高知・土佐CC)
首位と3打差の7位で出た韓国の全美貞(34)=眞露=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算7アンダーで並んだ藤崎莉歩(25)=フリー=とのプレーオフ(PO)を1ホール目で制し、昨年10月以来のツアー通算25勝目を挙げた。同一大会6年連続でのPO突入はツアー新記録(2位は4年連続)。プロ8年目の藤崎は、初の最終日最終組&人生初POに挑んだが、初優勝を逃した。
2度のミラクルに助けられ、今季初Vを手にした。第1打で1番は右の、最終18番では左の木に当てた球がラフに戻って、ともにパーセーブ。「奇跡。18番は100%、OBだった。打った瞬間『バイバイ』だと思った」。PO1ホール目をバーディーで勝負を決め、4人目の生涯獲得賞金10億円を突破。福嶋晃子を超える歴代単独8位の通算25勝目に「(今季)こんなに早く優勝できるなんて」と喜んだ。