池田勇太、時差ボケで「眠いしだるい」…20日からパナソニックオープン


 ◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 練習日(19日、千葉・千葉CC梅郷C=7130ヤード、パー71)

 日本ゴルフツアー機構とアジアンツアーの共同主管大会は20日から4日間、開催される。昨年大会覇者の池田勇太(31)=フリー=が19日朝からコース入り。夏日の下、小田龍一(40)=Misumi=、正岡竜二(33)=グランデュール=と18ホールを回った。

 池田は約1か月の遠征で米ツアー3戦をこなして18日夕に帰国したばかり。疲労と時差ボケを抱えたままで練習ラウンド後、報道陣に囲まれると「体調は悪くはないけど(昨晩は)全然眠れなかったです。この時間(午後3時)は眠いし、だるいですね」と苦笑いした。

 昨年、賞金王となって以降の国内初戦となる。地元・千葉で連覇のかかる大会に「この試合にかける思いはすごく大きい。空回りしないように、しっかりと見せられたら」と力を込めた。練習後には、昨季使用していたオデッセイとタイトリストから、賞金王記念の黄金ヘッドのパターとウェッジがプレゼントされた。「金のパターは初めてだね」と、2本のクラブを手に満面の笑みで応じた。

 賞金王として迎える今季、ギャラリーに見て欲しい独特のこだわりも語った。「(見せたいのは)バーディーを取ることが一番。オフのトレーニングで飛距離の部分も伸びているし、ドライバーや長いクラブで1ショット、1ショットの迫力も感じて欲しいです。去年の秋口のような、ピンに向かっていくアイアンショットの切れを目指して毎日やっている。結果、バーディーにつながるような姿を見せられれば。野郎なんで、ゴルフで見せるしかないと思いますね」。

 今大会と同じコースで行われた14年の日本オープンで優勝。そして昨年大会も制した。「このコースはイメージがいいので。ゴルフの調子は悪くないですし、問題は(体の)コンディションを整えられるかどうか」。ツアー通算16勝の“若大将”は09、10年のブリヂストンオープン以来自身2度目となる大会連覇を見据えた。

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