一時は「引退も考えた」諸見里、フジサンケイレディスで2年ぶりの予選突破確実に 復活した理由とは?


 ◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス第2日(22日、静岡・川奈ホテルGC富士C、6367ヤード=パー72)

 第2ラウンドが行われ、15年11月から13試合連続で予選落ちを喫している諸見里しのぶが、67で回って通算4アンダーでホールアウト。初日は69位と出遅れたが、ホールアウトした時点では16位まで順位を上げ、14試合ぶりとなる予選通過を確実にした。

 2007年に日本女子オープンで優勝するなど日本ツアー通算9勝の実力者。しかし近年は首や脇腹痛などけがに苦しみ、不本意な成績が続いていた。「体もうまくいかない。一昨年の春ぐらいには、そろそろ引退しなきゃいけないかなと思った」。だが尊敬する先輩プロの平瀬真由美に相談し翻意。「スポンサーの方も理解して下さって、ファンの方や周囲の方々も応援してくれた」と周囲の声援もあって、現役続行を決断した。

 16年は7試合で予選落ち。今季も6試合に出場し予選落ちが続いていた。実は大会初日から、パターを新しいものに替えた。新兵器は4月のメジャー、マスターズで優勝したセルヒオ・ガルシアも使用する「スパイダー ツアーレッド」。9番では6メートルを沈めるなど、パットが復調した。「メジャーで選手が使用するのだから、何かしら良いところがあると思って替えた」と満足そうに語っていた。

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