宮里藍、中学時代からの夢「全米女子オープンV」へ「調子はいいのでチャンスはある」


 女子ゴルフの海外メジャー第3戦、全米女子オープンは13日から4日間、米ニュージャージー州のトランプナショナルGC(6732ヤード、パー72)で行われる。今季限りで引退を表明している宮里藍(32)=サントリー=は11日、練習ラウンドで9ホールを回って調整。中学時代から追いかける「全米女子オープンを勝つ」という夢の実現へ、最後のチャンスに挑む。

 藍は中学時代から憧れ、初出場の05年から勝つつもりで全米女子オープンに挑み続けた。「もう一回、成績を残したい」。今年で72回目を迎える、女子メジャーで最も歴史ある大会に自然と気合が入った。

 「優勝」を目標に公言した若い頃を振り返り「よくも大きな目標を言えていたな」と苦笑いするが「それがあっての今の自分。怖いもの知らずで自信もあったし、本当にチャンスはあると思っていた」と過去の言葉に偽りはない。3年ぶりの夢舞台は過去10度の出場でトップ10に3回。09、11年には6位に入った。「ショットの調子はいいのでチャンスはある」と自信がある。

 00、01年と連覇した親友で、高校時代に「ウェブ先生」と呼び憧れていたカリー・ウェブ(オーストラリア)らと談笑しながら練習ラウンド。帯同する父・優さん(71)にパットの助言ももらった。「優勝は遠くはないんじゃないかって、今はそうやって思えている」。最後の全米女子オープンにも気負いはない。

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