◆女子プロゴルフツアー サマンサタバサレディース第1日(14日、茨城・イーグルポイントGC)
史上初のアマ2勝目を狙う勝みなみ(19)が1アンダー71。2年連続で予選落ちした苦手の大会で初めてのアンダーパーで回り、首位と3打差の4位と好位置につけた。岩橋里衣(31)=フリー=が4アンダーで単独首位。黄アルム(29)=韓国=が1打差2位。韓国のセクシークイーン、アン・シネ(26)=NOW ON=は41位と出遅れた。
ラウンド後も、勝はノリノリだった。18番で第2打を20センチに寄せてバーディー締め。大会通算5度目のラウンドで初のアンダーパーに「楽しめた」とニンマリ。ファンから花火をプレゼントされると「すごいですね」と無邪気に笑った。
3月に鹿児島高を卒業したばかり。最近のお気に入りは「ダンス」だ。すでに解散した韓国の人気女性4人組グループ「SISTAR」のダンスをまねて、母・久美さん(50)と宿舎内で一緒に踊る。「(宿泊先の)大浴場とかが広くていいんです。誰もいない時を見計らって踊ります」
今季から地道に続ける筋トレはもちろん、踊りの効果も大きいと言う。「ダンスはお尻が鍛えられる。(お尻の)サイズが大きくなった」。ドライバーの飛距離は昨年と比べ10ヤード以上も伸びて約260ヤードに。K―POP効果でパワーも大幅アップだ。
今月下旬にプロテストに挑む。ただ「アマでは最後の試合」と位置づける今大会で勝てば規定によりテストを免除され、プロ資格をゲットできる。「悔いの残らないよう攻めていきたい」。首位とは3打差。逆転Vへ向け、気分もアゲアゲで行く。(高橋 宏磁)