ツアー3年目・権藤可恋、自己ベスト67「自分のプレーに集中できるようになった」


18番でティーショットを放つ権藤可恋

18番でティーショットを放つ権藤可恋

 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス第1日(27日、山梨・鳴沢GC)

 ツアー3年目の権藤可恋(かれん、21)=フリー=が6バーディー、1ボギー、自己ベストの67で回る快進撃だ。

 1番パー3。7アイアンでピン3メートルにつけてバーディー発進すると、その後もチャンスを沈めて首位と3打差6位につけた。

 10歳でゴルフに導いてくれた父・一夫さん(58)から「スコアボードをあまり見るな」とアドバイスされ、今季途中から実践。「それまでは予選カットラインが気になり周りのスコアに左右されていたが、自分のプレーに集中できるようになった」と手応えをつかんだ。父とはゴルフに関するメンタル本を読み、よく意見交換するという。

 プロテストは3度受験し、「ずっと1、2打差で」失敗。これまでのシーズンは「プロテストに照準を合わせるのか、レギュラーツアーに集中するのか、バランスの取り方が難しかった」。最終予選会30位の権利で参戦する今季はツアーに専念。「2日目以降も、今やっている自分のプレーをできるように」。「海外でもなじめるように」と母・千代美さん(54)が名付けた「可恋」がV争いに名乗りを上げた。

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