石川遼、初のマッチプレータイトル獲得へ「全力で頑張ります」


ハンダマッチプレー選手権の会見に出席した男子ゴルフの石川遼選手会長(右)と半田晴久大会会長(中)、藤本佳則

ハンダマッチプレー選手権の会見に出席した男子ゴルフの石川遼選手会長(右)と半田晴久大会会長(中)、藤本佳則

 男子プロゴルフツアーのISPSハンダマッチプレー選手権(7月26、27日と9月5~9日、埼玉・鳩山CC)の大会概要発表会が18日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われ、ツアー14勝で大会初出場の石川遼選手会長(26)=カシオ=は「全力で頑張ります」と初のマッチプレータイトル獲得への意欲を語った。

 優勝賞金は国内最高の5200万円。104選手が出場し7月26、27日に1、2回戦(一般非公開)で開幕する。「ツアーの中で一番高い優勝賞金なので選手一同、モチベーションが非常に高いです。マッチプレーは元々のゴルフのはじまりと聞いています。この方式は、よりゴルフの素晴らしさをアピールできる機会だと思います。本戦(現状は1、2回戦から出場見込み)は自分自身も全力で頑張ります」とグレーのスーツに身を包んだ石川は、マイクを手に意気込みを披露した。

 7115ヤード、パー72のセッティングの予定だ。ピン位置などを手掛けるツアー9勝の佐藤信人コースセッティングディレクター(48)は「距離は短いですが、夏でも硬いバミューダ芝を使います。日本ではベント芝が多いですが、世界の主流なんです。硬くなるとパーンとはねてしまうので、スピンコントロールや技術の差が出ると思います。去年、同じような距離だったパー3を動かして、14本のクラブ全部を使って対決してもらいたいです」とコースセッティングを説明した。

 石川は、既に鳩山CCでの練習ラウンドも済ませたという。「グリーンが非常に難しい。全米オープンのように、止まりそうで止まらないようなことがあり得るのでは、と思っています。バミューダ芝なので、下りのスピードがかなり加速する。グリーンを外すと難しいです」と警戒した。

 また、国際スポーツ振興協会と所属契約する藤本佳則(28)は、この日朝の地震の影響で記者発表会に遅刻した。奈良県内の自宅から、18日午前10時頃に大阪発の新幹線で上京予定だったが、8時前に発生した大阪北部を震源とする震度6弱の地震が発生。「新幹線が止まってしまって、渋滞も発生していて…。急きょ飛行機で来ました」と会見終了間際に会場へと滑り込んだ。5月に肩を負傷し、現在は戦線離脱中も「何とか万全の状態で臨めるように頑張りたい」と、7月のホスト大会での復帰と活躍を誓っていた。

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