プロテスト失敗の美人ゴルファー三浦桃香、賞金シード獲得で“追加合格”狙う


賞金シード獲得で「プロテスト追加合格」を目指す美人ゴルファー三浦桃香

賞金シード獲得で「プロテスト追加合格」を目指す美人ゴルファー三浦桃香

 女子プロゴルフツアーのニッポンハムレディスは6日から3日間、北海道・アンビックス函館C上磯GCで行われる。ツアー優先出場権を競う予選会を通過し、今季、本格デビューしたものの6月26~29日の女子プロテスト第2次予選で落選した美人ゴルファーの三浦桃香(19)=フリー=は5日、賞金シードを獲得して事実上の“プロテスト追加合格”を目指す考えを明かした。「全試合、1打1打に集中して、シードを取れるように頑張ります」と前向きに話した。

 三浦は今季のツアー優先出場権を争う最終予選会(昨年11~12月)で34位となり「単年登録選手」として初の本格参戦を果たしたが、昨年7月のプロ最終テストには同5月に交通事故に遭い、ろっ骨を骨折した影響などで1打及ばず不合格となっていた。今季、2度目のプロテストを2次から受けたが、4ラウンドで通算17オーバーの66位で、通過ラインに4打足りずに最終テスト(7月24~27日、兵庫・チェリーヒルズGC)への進出を逃した。「調子は悪くないんです。ゴルフがかみ合っていないだけで」ともどかしそうに話した。

 プロテストでは2年連続で憂き目を見たが、ツアーでは健闘している。サイバーエージェントレディス(4月)で7位になるなど賞金ランクは58位。169センチの長身を生かした豪快なショットと愛くるしいルックスで抜群の存在感を発揮している。シード選手以外の優先出場権を決めるリランキングでも20位に食い込み、今季9月までは、ほとんどの試合に出場できる見通し。賞金シード(賞金ランク50位以内)を獲得すれば、プロテスト合格者と同様に日本女子プロゴルフ協会の「プロ会員」となれる。「賞金シードを取りたいです」と別ルートの“追加合格”に意欲を示した。

 シーズン後半初戦の今大会には力強い援軍が加わる。谷口徹(50)、イ・ボミ(29)らのバッグを担ぎ、男女ツアー通算37勝の名キャディー清水重憲さん(43)と初めてコンビを組む。「すごい方についてもらえるのでうれしいです」と三浦は笑顔で話す。今季、これまで3度、同組で三浦のプレーを見たことがあるという清水キャディーは「飛距離と思い切りの良さが魅力」と話す。その上で百戦錬磨の名人は付け加える。「若い選手は、よく言えば思い切りがいい。悪く言えば考えが足りない。僕の経験を伝えたい」と全面バックアップを約束した。

 開催地の北斗市や隣接する函館市は4日に大雨警報が発令されるほどの荒天となり、この日も朝が降り続いたため、プロアマ戦は9ホールに短縮された。雨をたっぷり含んだラフなど難しい条件となりそうだ。名キャディーとともに三浦は、賞金ランク58位から大幅ジャンプアップを目指す。

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