432ヤードのドラコン日本記録保持者・南出仁寛プロ(40)による飛ばしのレッスン。今回は飛距離アップに必要な筋肉と、その鍛え方を伝授します。(取材・構成=三木勝彦)
◆まずはしっかりとした下半身をつくることが大切
飛ばすために一番必要なのは脚の裏側の筋肉。よく足腰がゴルフの基本と言われていますが、飛ばすためには、まずはしっかりとした下半身をつくることが大切です。下半身を鍛えることで、軸がぶれにくくなり、安定して体を回転させることができるので、より遠くまで飛ばせます。今回は、そんな脚の裏側の筋肉を鍛える方法をお教えしたいと思います。
一番効果的なのはダッシュ。でも、いきなりダッシュをしろと言われてもなかなか走れるものではありません。そこでお勧めなのがスクワット&ジャンプ。ドライバーを担いでスクワットしながらジャンプします。
ここで気を付けることは、頭の位置より膝が前に出ないこと。膝が前に出てしまうとお尻が後ろに引けてしまう。これでは脚の裏側の筋肉に負荷が全くかかりません。
正しくスクワットをするには、胸を地面に向けたまま前傾を保ち、頭よりも膝が前に出ないようにしながら屈伸してみてください。脚の裏側の筋肉、とくにもも裏が張ってくるのが分かります。そしてスクワットしながらジャンプ! これを10セットでOK。毎日継続するのがベストですが、練習場やラウンド前のティーグラウンドでも手軽にできるので、ぜひ試してみてください。 (次回は簡単ストレッチ法です)
◆南出仁寛(みなみで・きみひろ)1978年1月6日に漫才師のオール巨人の長男として生まれる。40歳。大阪府出身。ドラコンプロでありPGAティーチングプロ。キャロウェイゴルフスタッフプレーヤー。06、08年と、10から17年まで8年連続でドラコン日本選手権で優勝。13年の世界大会では432ヤードの日本記録を更新し、アジア人初の世界大会10位に入賞した。サンテレビ「マダムシンコのゴル友!」(毎週月曜・後11時)に出演中。プライベートレッスン随時受付。詳しくは「南出仁寛」で検索。