◆男子プロゴルフツアーメジャー第3戦 第147回全英オープン第3日(21日、英国・カーヌスティゴルフリンクス=7402ヤード、パー71)
第3ラウンドが始まり、宮里優作(38)=フリー=は6バーディー、ボギーなしでメジャー自己最少の65をマーク。全英の日本人では1980年大会(ミュアフィールド)第3ラウンドの青木功の63に次ぐ好スコアで、通算3アンダーまで伸ばした。川村昌弘(25)=antenna=は71で2オーバー。
4度目の全英で初めて臨んだ決勝ラウンドで、宮里のショットがさえ渡った。65は8度目の開催となったカーヌスティでは日本人歴代最少スコア。腰痛で痛み止めを服用し「負担のかからないスイングをしていた。本当にいいゴルフだったと思う」と自画自賛した。
早朝スタートで風のない中、2番で6メートル、4番で4メートル、6番で2・5メートル、8番で1メートルにつけて伸ばした。予選通過した前夜は兄・聖志(41)、妹・藍さん(33)とのグループLINEが195件も届いていたが、試合に集中するため「もういいわ。ありがとう。頑張るよ」と1通だけ返信した。メジャー自己最高成績(16年全米オープンの23位)更新も視野に入るが「腰がいい状態で臨めるかが勝負」と気合を入れた。