北の大地の恵みで、悩めるボミに笑顔が戻る


イ・ボミ

イ・ボミ

 女子プロゴルフツアーの北海道明治カップは3日から3日間、北海道・札幌国際CC島松C(6493ヤード、パー72)で開かれる。16年大会を制した韓国のイ・ボミ(29)=延田グループ=は2日、プロアマ戦で最終調整。連日、大好きな北海道フードに舌鼓を打ちながら、復調への手応えも口にした。

 今季12戦で5度の予選落ち。11位が最高成績と15、16年の賞金女王はショットの不調に悩む。「前半戦はショットも成績も悪くて、ゴルフが楽しくできなかった。メンタルが強くなるように、今は人と比べるんじゃなくて、良いときの自分のスイングができるように頑張りたい」と前向きに話した。

 6月の宮里藍サントリーレディス後、ストレスが原因の「憩室炎」と診断されて4日間、韓国で入院。「水も飲めなかったので、体重が2キロくらい落ちた」と前週は6試合ぶりに戦列復帰も予選落ちした。今週は優勝した16年大会同様、大好きな北海道フードで英気を養っている。「スープカレー、ジンギスカンを食べて今日はお肉です。トマトジュースやジャガイモとか野菜も美味しいですね。ご飯が美味しくなりましたぁ~」と明るいスマイルが戻った。

 優勝すれば、史上8人目の生涯獲得賞金8億円超えとなる。「ここのグリーンは傾斜がすごく合っている。今日もすごく良かったので頑張りたいですね」。元女王が、食欲とともに勝利への欲も取り戻す。

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