パットがズバズバ!金田が7バーディーノーボギー65


1番、ティーショットを放つ金田久美子

1番、ティーショットを放つ金田久美子

 ◆女子プロゴルフツアー北海道meijiカップ 最終日(5日、北海道・札幌国際CC島松C、6476ヤード=パー72)

 25位で出た金田久美子(28)=スタンレー電気=が7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算9アンダーでホールアウト時点で暫定4位へと急浮上した。

 「つよかわ」で今季売り出し中の美女ルーキー・三浦桃香(19)と同組で、大勢のギャラリーを引き連れた。“元祖美女ゴルファー”がグリーン上でわかせ続けた。

 金田はパットが絶好調で1番で7メートル、4番で6メートル、6番で3メートル、8番は2メートル、9番は4メートル、11番は10メートルを沈めてバーディーラッシュ。「何年ぶりだろう、というくらいパットが入りましたね」と満面の笑みで振り返った。

 前週は桜井有希(29)をキャディーに起用して今季自己最高の11位。今週は男子ツアーの串田雅実キャディーに依頼し「ラインの読みがよく合うんですよね」と感謝した。さらに前週、ツアー通算20勝の塩谷育代(56)から金言も授かった。元々、パット巧者だが「今年はパットが入らなくて。形ばかり気にしていて引っ掛けたりしていた」と苦悩。それをレジェンドに打ち明けると「打ち方を気にして打っていたら入る訳がない。好きな打ち方をしてみなさい」と助言を受けた。前週から4、5年前までの「棒立ちで振り子みたいに打つ」構えに戻すと、2週連続でパットが復調したという。

 この大会は10年の10位が最高。その後は予選落ちが多く「このコースはグリーンが小さくて、すごい苦手で。去年はショットが悪くて気持ちがついていかなかった」と明かした。この大会での自己ベストスコアを2打更新。今季初のトップ10入りを確実とした。「塩谷さんに本当に良いひと言をいただきました。パットが入ると良いスコア出るんだな、と感じています。自信になりますね」とほほ笑んだ。現在、賞金ランク53位で今大会後、シード圏内の50位以内への上昇は確実だ。2年ぶりの賞金シード復帰へ向け、夏の北の大地で大きな足掛かりをつかんだ。

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