全英帰りの比嘉が大会連覇狙う!婚約者の勢と「一瞬、会いました」


全英リコー女子オープン4位の比嘉はNEC軽井沢72で連覇を誓った

全英リコー女子オープン4位の比嘉はNEC軽井沢72で連覇を誓った

 女子プロゴルフツアーのNEC軽井沢72は10日から3日間、長野・軽井沢72G北Cで行われる。

 海外メジャー第4戦の全英リコー女子オープン(2~5日、英国ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC)で4位と健闘した比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=は前年覇者として参戦する。9日、プロアマ戦に出場した後「思い入れの深い大会なので、今年も優勝トロフィーを持ちたい」と連覇に意欲を示した。

 比嘉は全英リコー女子オープン第3日に一時、首位に立つなど1977年全米女子プロの樋口久子(現日本女子プロ協会顧問)以来、日本人2人目の海外レギュラーメジャー制覇に迫った。最終日にスコアを落とし4位で終わったが、世界の舞台で存在感を発揮した。「もっと上位に行きたかったけど、今の自分の力は出せた」と充実の表情で振り返った。

 世界トップレベルの選手たちと優勝争いをしたことで学んだことは多い。「リディア・コ(ニュージーランド)はアプローチでどこからでも寄せる。ものすごく飛ばす選手もいる。でも、他の選手の良さを見たらキリがない。いろいろな選手がいる中で自分の長所を見失うことなくプレーすることが大事だと思った。私の持ち味はアイアンショット。自信を持って打てれば武器になる」。冷静な表情で熱く語った。

 全英の前週は大東建託・いい部屋ネットレディス(26~29日)にも出場。山梨→英国→長野というハードスケジュールだ。「時差ボケがひどい。体がフワッとしています」と正直に話すが、今大会にかける意気込みは強い。プロツアー本格参戦1年目の13年には2勝、初出場の全英でも7位と躍進した。しかし、その後、絶不調に。15年は17試合連続で予選落ちの屈辱を味わった。大スランプに陥ったプロの多くが表舞台から消える中、昨年8月のNEC軽井沢72で4年ぶりに復活優勝を果たし、歓喜の涙を流した。思い出のコースに戻り「この場所でまた優勝トロフィーを持ちたい。いいプレーをして優勝目指して頑張ります」と話した。

 6月に大相撲の幕内・勢(31)=伊勢ノ海=と婚約を発表。7日夕方に帰国し、8日昼に軽井沢に入る前、会うことができたという。「一瞬、会いました。ちょうど8日の巡業が青学大(東京)だったので」とはにかんだ笑顔。避暑地の軽井沢でも“熱い”ゴルフを見せてくれそうだ。

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