約3か月ぶりツアー復帰の片山晋呉が、因縁のプロアマ戦でいきなり優勝


今大会からツアー復帰となる片山晋呉はプロアマ戦の最終ホールをホールアウトし、同組アマチュア選手と握手を交わす

今大会からツアー復帰となる片山晋呉はプロアマ戦の最終ホールをホールアウトし、同組アマチュア選手と握手を交わす

 男子プロゴルフツアーのRIZAP・KBCオーガスタは23日から4日間、福岡・芥屋GC(7151ヤード、パー72)で行われる。5月のプロアマ戦で招待客に不適切な対応をした、としてツアー出場を自粛していた通算31勝の片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=が約3か月ぶりに復帰する。

 22日にはスクランブル方式による団体戦のプロアマ戦で最終調整。知人3人のアマチュアの招待客とともに、出場25チーム中トップの通算15アンダーで優勝。4人でティーショットを放ち、2打目以降は一番良い球を打っていく方式で18ホールで15バーディーを奪った。因縁のプロアマ戦を制し、復帰への大きな弾みをつけた。想定外の優勝に片山も「久々に出てきて、プロアマ戦で優勝っていうのもね」と苦笑い。

 笑顔を交えながら好パットを決めた後に「ナイス」などと笑顔でハイタッチをしたり、スイングやアプローチのレッスンもしたりした。表彰式で優勝が発表されると、「そこで優勝しちゃうんだ」などと他のプロ達からヤジも飛んでいた。

 5月のプロアマ戦では同組だったアマチュアと積極的に会話をせず、承諾を求めずに練習。不愉快に思った一人が途中でプレーをやめた。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は片山選手に厳重注意処分と30万円の制裁金を科した。自粛の間は関係先へのあいさつ回りなどを行い「心労で」白髪が増えたという。

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