元世界ランク1位・柳簫然が大会初優勝 畑岡奈紗は3打差2位で3連覇ならず


1番でバーディーパットを決める畑岡奈紗

1番でバーディーパットを決める畑岡奈紗

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー第3戦 日本女子オープン最終日(30日、千葉CC野田C=6677ヤード、パー72)

 出場選手中最上位で世界ランク4位の柳簫然(28)=韓国=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算15アンダーで初優勝。11年全米女子オープン、17年ANAインスピレーションと海外メジャー2勝を挙げた実力を見せつけた。

 3打差の12アンダー2位には4バーディー、ボギーなしの68で回った畑岡奈紗(19)=森ビル=が入った。1968年から4連覇した樋口久子以来2人目の3連覇はならず。2打差4位から出た畑岡は1、2番で幸先良く連続バーディーを奪ったが、その後は9番で2メートルの好機を外すなど、柳を捉えることはできなかった。

 柳と並んで首位から出た菊地絵理香(30)=オンワードホールディングス=は16番で約8メートルのバーディーパットを沈めるなど意地を見せたが、2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、10アンダー3位に終わった。13、15年大会の2位など今大会で6年連続のトップ10をマークしたが、初のメジャー制覇はならなかった。

 ローアマには73で回り、4アンダー8位とした2000年生まれ“ミレニアム世代”の後藤未有(18)=福岡・沖学園高3年=が輝いた。「決勝ラウンド2日間はオーバーパーを打ってしまい悔しいけど、ローアマはうれしい。チャンスについても取れない、耐える一日。(難関16番で2メートルを沈め)しっかりピンそばにつけて、バーディーを取れたのは気持ち良かった。簡単に崩れずに耐えたのは自信になる」と話した。

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