女子プロゴルフツアーの大王製紙エリエールレディスは15日から4日間、愛媛・エリエールGC松山(6525ヤード、パー72)で行われる。日体大に在学中の美人女子大生プロ河本結(20)=エリエール=は、今大会を主催する企業のブランド所属で初めて「ホステスプロ」として出場する。14日は、斬新な白いモコモコウェアでプロアマ戦に参加。地元の愛媛・松山市出身の河本は「高校生の時、このコースでキャディーのアルバイトをして、その後、練習させてもらった。恩返しをしたい」と笑顔で話した。
思い入れの強いトーナメントの前日、河本の笑顔がはじけた。
「小学生の頃、学校が終わってから、このコースで練習をさせてもらった。高校生(松山聖陵)の時は1年のうち半分くらいはこのコースに来ていました。土日、キャディーのアルバイトをして、その後、日が暮れるまで練習をさせてもらった。私は地元で育ててもらいました。恩返しをしたい。コースは知り尽くしています。出るからには優勝を目指します」
実力は本物だ。今年、プロテストに合格。レギュラーツアーでは106位にとどまるが、下部ツアーでは年間4勝を挙げ「賞金女王」に輝いた。その資格で来季のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得した。「胸を張って地元に帰って来られました」とまさに胸を張って話した。
実力、人気ともに急上昇中。この日はモコモコした白いウェアで登場し、存在感を発揮した。賞金ランク4位の実力者、成田美寿々(26)には「毛深くていいね」と抱きつかれ、満面の笑みを見せた。「私は寒さがちょっと苦手。このウェアは暖かくていいですよ。ただ、上着は脱がないとスイングはできません。明日(15日)以降も寒いようなら、歩いている時とかに着用します」をほほ笑んだ。
予選ラウンドは賞金ランク2位の申ジエ(30)、同3位の鈴木愛(24)と実力者と回る。「とてもいい組なのでドキドキしています」と新人らしく初々しく話す。美人女子大生「ホステス」プロが地元で主役を目指す。