熊本出身・有村&上田&笠が開催中止の3試合について「諦めたくない」


チャリティーイベントに参加した(左から)上田桃子、有村智恵、笠りつ子

チャリティーイベントに参加した(左から)上田桃子、有村智恵、笠りつ子

 「熊本震災復興支援チャリティーイベント」が22日、都内で開催された。イベントに参加した熊本出身の有村智恵(31)=日本HP=や上田桃子(32)=かんぽ生命=、笠りつ子(31)=京セラ=が、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の来季のツアー日程発表により、開催中止が決まったKKT杯バンテリンレディス(熊本)、中京テレビ・ブリヂストンレディス(愛知)、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(宮城)について言及した。

 有村は「どの試合も本当に大事に思っていて、その地域に行くことを大事にしています。私たちの思いとしては、試合を開催してもらえるようにお願いしていきたいし、まだ(大会存続を)諦めたくないです」と熱く語った。笠も地元開催だった大会の中止を受け、「熊本の人たちもすごく楽しみにしていたし、私たちも楽しみにしていたので少しでも望みがあるなら、動いて声を上げていきたいです」と話した。

上田も「熊本は『ゴルフ大国』と言われるくらいゴルフ好きな人が多いので、友達もインスタグラムとかで投稿していたり、(身近な人たちも中止について)ショックを受けていました」と明かした。

 有村は19日に「中止になった3試合に対して協議を継続してもらいたい、と50人くらいの選手が賛同している」と話していたが、現時点で賛同者は増えているという。内、若手も半数以上を占めており、「ゴルフ界の未来を思って、(選手も含め)全員で動いていけるようにここから話し合っていきたいです」と有村。今後は来季中止となる大会の継続に向け、選手も一丸となって声を上げていく構えを示した。

 この日のイベントには1部に30組の親子が、2部に100人のファンが参加した。熊本から参加した親子からは「(KKTバンテリンレディスに)初めて行く予定だったのが、震災があった年でした。その後去年、今年と足を運んでいたので、来年も楽しみにしていました。地元で開催される唯一の大会ですし、早朝の練習から近くで選手を見られるのは、この大会以外はないので、本当に残念です」と開催中止を残念がる声も上がった。

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