2年目の石川遼選手会長は改革路線を継続


選手会長2年目を迎える石川遼(左)と副会長に就任した今平周吾

選手会長2年目を迎える石川遼(左)と副会長に就任した今平周吾

 日本ゴルフツアー選手会は4日、都内で理事会を開いた。2018年から選手会長を務め、任期2年の2年目となる石川遼(27)=カシオ=は留任。副会長には、昨年賞金王の今平周吾(26)=フリー=、13~15年まで会長を務めた池田勇太(33)=フリー=の2人が就任した。

 石川会長は昨年4月の国内開幕戦前に掲げた改革を継続する。

〈1〉ピンフラッグの販売 米ツアーをモデルとし、選手がサインを入れる試みがファンに好評だった。昨年は7756枚(単価2000円)を売り上げ、収益の一部をチャリティー金に充てる。

〈2〉ヒーローインタビュー ラウンドで好スコアを出した選手がギャラリープラザなどファンの前で“お立ち台”に上がり、プレーを振り返るもの。若手選手の知名度を上げる狙いがある。

〈3〉土曜プロアマ 昨年はミズノオープンで実施。毎週火曜か水曜に行われているが、土曜なら主催者のゲストが参加しやすく、予選落ちした選手も収入を得られるメリットがある。石川会長は「広がりつつある」と主催者と協議の上、増やしていく方針。

 さらに、「ファンを増やすにはどうしたらいいか」という考えの下、交流イベントなどの企画を今後、日本ゴルフツアー機構と話し合う。

 石川会長は「大前提として選手の技術向上が最も大事」と強調した上で「今年は個人的にも勝てるようなゴルフをしていく。それが(男子ツアーの)活性化につながる」と、16年8月以来遠ざかる3シーズンぶり優勝にも意欲を示した。

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