今回は、アマチュアゴルファーの永遠のテーマである「飛んで曲がらない」コツを話したいと思います。
飛ばない人の大半の弾道はスライス。みなさんご存じのアウトサイドイン軌道になることで、フェースがカットに入り、こすれてスライスします。また、アウトサイドインを嫌い、インサイドから打とうとすると、ダウンスイング時に右肩が下がって、インパクト時に右足に体重が残りフェースが開いてスライスが出やすくなります。
これらを解消する方法は、インパクトのあと、すぐにクラブフェースを返すのではなく、飛球線上に沿って30センチほど真っすぐに打ち出してみてください。そうすれば、インサイドからクラブが入りやすいうえ、手首を使って無理にヘッドをターンさせないから球がこすれることがない。しかも、フェースがスクエアに球を捉えたまま真っすぐに打ち出していく(ライン出しできる)ので、体重が右に残らずにスムーズに左に移動していきます。それによって、フェースが開かず、スライスが出にくくなります。
このようにインパクト後に真っすぐに打ち出す意識を持つと、ストレートな球になり飛距離も伸びていきます。ただし、アイアンの場合は、フィニッシュの位置が低くなり、弾道が低くなります。その分、ランが出るので、クラブ選択を間違わないようにしてください。
(次回は悪いライの打ち方)
◆石川明日香(いしかわ・あすか)1997年9月24日生まれ、大阪府出身。21歳。8歳からゴルフをはじめ、2016年プロテスト合格。同年のステップアップツアー「山陰合同銀行DUOレディース」で初優勝。17年の同ツアー「ECCレディース」で2勝目を挙げる。18年はQTからレギュラーツアーに出場し賞金シードを目指す。身長161センチ、体重55キロ、血液型A。