蛭田みな美がツアー自己ベストに並ぶ67で9位浮上


蛭田みな美

蛭田みな美

 ◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS第2日(23日、大阪・茨木国際GC=6219ヤード、パー71)

 2016年にプロテストに合格した蛭田みな美(21)=フリー=が4バーディー、ボギーなしでツアー自己ベストに並ぶ、この日ベストスコアの67をマークした。通算1アンダーに伸ばし、42位から首位と4打差の9位に浮上した。最終予選会18位の資格で出場する今季、3戦目で初めて予選を通過した。

 4、5番の連続バーディーでスコアを伸ばすと、最終18番では第1打を左に曲げながらも、球はカート道を通って300ヤード以上先に落ちる幸運にも恵まれた。残り96ヤードから4メートルにつけてバーディー締めすると「今日はショットが良かった。パターも今週、ピン型からマレット型に替えてフェースが安定しました」と笑顔で振り返った。

 オフはスイングのヘッドスピードを上げるために、野球のバッドを振ってテニスボールを連続で打つ練習をした。その効果でこれまで秒速42メートル未満だったヘッドスピードが同42・5メートルとなり、「バットで打つことで振る力が上がった」と飛距離も10ヤードほど伸びたという。

 福島・学法石川高2年の14年には日本女子アマ、翌15年に日本ジュニアを制しアマチュア2冠を達成した。ツアーでは17年ヨネックスレディスの2位が最高成績。「パットも上向きなので、ショットが良ければ(優勝の)チャンスはある。アンダーは必須だと思う」と最終日に目を向けた。

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