“巡業ツアー”で池田勇太が優勝 石川遼は7位


桜が咲き誇る中、18番でイーグルパットを打つ池田勇太

桜が咲き誇る中、18番でイーグルパットを打つ池田勇太

 ◆男子ゴルフツアー外競技フューチャーツアー千葉 最終日(6日、千葉・太平洋C成田C=6382ヤード、パー70)

 大相撲の地方巡業をモデルとしたレギュラーツアー外の2日間競技の第1戦は、3位スタートの池田勇太(33)=フリー=が7バーディー、1ボギーの64で回り、通算7アンダーで逆転優勝した。2016年賞金王の実力者がレギュラーツアー国内開幕戦の東建ホームメイトカップ(18~21日、三重・東建多度CC名古屋)に向けて好調な仕上がりを披露した。「今年の目標はとにかく勝つこと。3つ、4つ勝ちたい。昨年は1つしか勝てなかったから、春先から早く1勝して優勝を積み上げていきたい」と意欲的に話した。

 3打差2位は上井邦裕(36)=三好CC=。

 選手会長2年目の石川遼(27)=カシオ=は70で回り、通算イーブンパーの7位。「この試合が開幕というつもり。今後、千葉オープン(10~11日、千葉・平川CC)、岐阜オープン(13~14日、岐阜・各務原CC)で微調整して東建ホームメイトカップに臨みます」ときっぱり。昨年、2試合連続優勝を果たした2日間競技大会で勢いをつけてレギュラーツアーを迎えるつもりだ。

 今大会のたちあげに関わった選手会長は“巡業ツアー”の今季初戦を充実の表情で振り返った。今大会はレギュラーツアーとは異なり、ギャラリーがフェアウェーの中を歩ける画期的な試みで約500人の観衆を呼び込んだ。「いい緊張感でプレーできた。選手を間近で見られるのはゴルフならではのこと。今後のフューチャーツアーでも安全性を保ちながら続けていきたい」と石川は話した。

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