女子プロゴルフのフジサンケイレディスは26日から3日間、静岡・川奈ホテルGC富士C(6376ヤード、パー71)で行われる。美人プロの北田瑠衣(37)=フリー=が昨年2月に長女を出産後、初めてトーナメントに出場。プロキャディーとして活躍する佐藤賢和さん(39)との夫婦タッグで、2017年6月のアース・モンダミンカップ以来、1年10か月ぶりの復帰戦に臨む。
美人プロがママになってツアーに戻ってきた。「ただいま、です。試合の会場の雰囲気はいいですね。久しぶりにピリッとした気持ちになりました」。25日、開催コースで最終調整を行った北田は充実した表情で話した。
ツアー通算6勝を誇る北田は一昨年6月のアース・モンダミンカップ後にツアーから一時、離れ、昨年の2月18日に女の子を出産。「めちゃくちゃかわいい。旦那さん(佐藤さん)の方がメロメロです」と笑った。
2005年(平成17年)1月には南アフリカで行われた女子W杯に日本代表として宮里藍さんとのコンビで参戦し、見事、優勝を飾った。当時、北田が23歳、宮里さんが19歳。人気絶頂の2人の若手女子プロが激戦を制して世界一に輝いたことは、日本女子ゴルフ界において平成の名場面のひとつに数えられる。平成最後の女子プロトーナメントで、その北田がママとなって復帰することは、まさに歴史の巡り合わせだ。
「明日、すごい緊張すると思います。楽しみだし、ちょっと、怖いし、という感じです」と率直な気持ちを明かす。平成の最後、そして、令和のスタートへ。美人ママプロ北田は新たな戦いに挑む。