◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 最終日(19日、福岡CC和白C=6292ヤード、パー72)
3打差9位から出た原英莉花(20)=日本通運=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算8アンダーで2打差4位。11番で首位に並んだが終盤に伸び悩み、初Vには届かなかった。韓国のイ・ミニョン(27)=Q CELLS=が10アンダーで今季初、通算4勝目。
98年度生まれ「黄金世代」の美人プロが見せ場をつくった。原英は11番まで4つ伸ばし、トップをとらえた。この時点で5人が首位に並ぶ大混戦。だが残り7ホールでバーディーを奪えなかった。「前半も後半も33で回るつもりだった。前半は33で回れたけど、後半は2つ足りず、その分優勝に届きませんでしたね」と悔しそうに話した。
173センチ、58キロの恵まれた体格を生かし、前週までの平均飛距離ランクは10位(244・98ヤード)。師匠の尾崎将司(72)=I.S.T=譲りでスケールの大きなゴルフが持ち味だ。ギャラリー投票によるベストスマイル賞、ベストドレッサー賞はいずれも3位と人気上昇中。試合でも自己最高成績の3位に迫る好成績だった。「悔しいけど次につながる」。黄金世代では勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子に続く優勝を目指し、戦いは続く。(竹内 達朗)