元東大の官僚志望・高野隆、12位発進


逆転で報知アマ初優勝を狙う高野

逆転で報知アマ初優勝を狙う高野

 ◆全日本クラブチャンピオンズ 第58回報知アマゴルフ選手権第1日(30日、茨城・ザ・ロイヤルGC)

 6年ぶり4回目の出場となる元東大生ゴルファーの高野隆(29)=柏崎=が2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの3オーバー75で12位につけた。2アンダー70で回ったハワイ州アマゴルフ選手権代表のJ・オオタと木内登喜雄(大洗)が首位に並んだ。1打差の3位に木名瀬和重(水戸)と陸橋秀規(美奈木)が続いている。

 6年ぶりの大舞台に高野のテンションは上がった。4番パー3で20メートルをねじ込んでバーディーを奪った。12番、15番のダブルボギーで勢いを落としかけたが、16番584ヤードの最長のパー5のバーディーで盛り返した。「思っていたより調子が良かった」と昨年11月の日本ミッドアマ以来の公式大会を大いに楽しんだ。

 東大法学部在学中はキャリア官僚を志すも「もっとゴルフがやりたくなってしまって…」と、留年するほどゴルフにのめり込んだ。卒業後は銀行マンの道を選び、プレー機会は減り、300ヤードを誇ったドライバー飛距離も260ヤードになったが「学生の頃より頭を使って楽しくプレーしている」。16年関東ミッドアマを制するなど進化を続けている。

 報知アマは過去3回出場で最高順位は2位と好相性。「トータル5オーバーを目指して1日どこかでアンダーパーが出れば」と上位をうかがうプランを練っている。

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