中学男子・吉沢己咲、女子は上田澪空が初V…報知ジュニアゴルフ


優勝カップを手に笑顔の(左から)吉沢己咲、上田澪空、森田彩音、鵜瀬璃久

優勝カップを手に笑顔の(左から)吉沢己咲、上田澪空、森田彩音、鵜瀬璃久

 ◆2019 報知ジュニアゴルフ 中高生大会(20日・東京よみうりCC)

 中学、高校の男女4部門が行われた。中学男子は吉沢己咲(みさき、群馬・藤岡市立北中3年)が8アンダーの64で回り、同女子は上田澪空(うえた・みく、東京・多摩市立多摩中2年)が4アンダーの68で回ってそれぞれ初優勝を果たした。高校男子は鵜瀬璃久(りく、東京・立正大立正3年)が3アンダー69で初めて制し、同女子は森田彩音(埼玉・叡明1年)が3アンダー69で初優勝。各優勝者に「JNJG・インターナショナルジュニアクラシック」(9月30日から5日間、オーストラリア)への出場権が与えられた。

 ◆中学男子・吉沢、昨年8位の雪辱

 昨年は69で8位に終わったが、今年は見事にリベンジVを果たした。「パターの調子もよく、ドライバーが後半は安定したことがいいスコアに結びつきました」と振り返った。日本ジュニアゴルフ選手権を2年連続で制するなど、この年代ではトップクラスの選手。これからの活躍が楽しみだ。

 ◆中学女子・上田、PWがさえた

 PWがさえるなど好ショットを連発。昨年は前半を32で回りながら、後半に崩れて4位に終わった。「うれしいですけど、まだまだ課題はいっぱいあります」と表情を引き締めた。小学校3年の時、父の影響でゴルフを始めた。今は週4回、練習場で1時間打ち込み、週末はラウンドで力を磨く。あこがれは渋野日向子と成田美寿々。「2人ともプレー中、笑っているのがいい。自分も笑えるようにしたい」と目標を掲げた。

 ◆高校男子・鵜瀬、自己ベスト〈69〉

 自己ベストをマークしての優勝に「素直にうれしい。後半はパターが入ってくれたのがよかった」と喜んだ。大田区大森第八中では卓球部で、区の個人戦で2度優勝。高校でも続ける選択肢もあったが、「ゴルフが好きだから」と小学校3年から親しんでいるゴルフを選んだ。ドライバーの平均飛距離は1年間で270ヤードから310ヤードにアップするなど成長途上にある。「大学でもゴルフで活躍したい」と目を輝かせた。

 ◆高校女子・森田、競り合い制す

 同組の榎本杏果(共立女子第二1年)と競り合って69で並んだが、カウントバック(最後のホールから順番にスコアを比較する)で優勝をつかんだ。「楽しかった。入れて入れ返してという感じで」と白い歯をのぞかせた。ゴルフを始めたのは小学1年の時。自宅の倉庫にネットを張って連日100球、打ち込んでいる。目標の選手は木村彩子。「かっこいいですし、キレがありますよね」と声を弾ませた。

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