シニア新人の深堀圭一郎がシニアの洗礼浴びるも“心眼ショット”で6位好発進


今季シニアデビューした深堀圭一郎が前半首位。1番ホールでは熟女ギャラリーから黄色い歓声が飛んだ

今季シニアデビューした深堀圭一郎が前半首位。1番ホールでは熟女ギャラリーから黄色い歓声が飛んだ

 ◆男子プロゴルフシニアツアー ファンケルクラシック 第1日(23日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)

 今大会初出場の深堀圭一郎(50)=フォーラムエンジニアリング=が5バーディー、3ボギーの70で回り、首位と3打差の6位と好スタートを切った。終盤、100ヤード先も見えない濃霧に見舞われ、185ヤードの17番パー3ではグリーンが見えない中で第1打を放ったが、ボールは見事にピン筋に飛び、カップ奥8メートルへ。惜しくもバーディーは逃したがパーをセーブした。

 「レギュラーツアーなら100%中断する状況でも、シニアの先輩たちはだれも中断するつもりはなかった。僕もピンが全く見えない中でいいショットが打てた。ピンが見えなくても打てるものなんですね。勉強になりました」とトレードマークの爽やかな笑みを浮かべながら、新境地の“心眼ショット”を振り返った。

 レギュラー通算8勝の深堀は今季からシニアツアーに参戦し、ここまで4戦でトップ10入りが2回。この日はレギュラー48勝&シニア5勝の中嶋常幸(64)=静ヒルズCC=、レギュラー15勝&シニア5勝の尾崎健夫(65)=エフティグループ=の大物2人と同組でプレー。1番ホールでティイングエリアに登場すると、推定60代の熟女ギャラリーから「深堀さん、カッコいい!」と黄色い?歓声を浴び、照れ笑いしながらスタート。1番から3連続バーディーと絶好のスタートを切った。「これはブッチぎりで勝たないとダメだぞ、と2人から言われました。楽しくプレーできました」と大先輩からの“圧力”を楽しそうに明かした。

 レギュラーツアー2001年&03年賞金王の伊澤利光(51)=フリー=、白潟英純(52)=九州GC八幡C=、米国のグレゴリー・マイヤー(57)=パールCC=が5アンダーで首位。前年大会を制したタイのプラヤド・マークセン(53)=SINGHA=が1打差の4位に続く。

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