木村彩子が“珍プレー”パー3個だけ「疲れた~。30点です」


18番でバーディーパットをわずかにショートし、ぼう然とする浅井咲希

18番でバーディーパットをわずかにショートし、ぼう然とする浅井咲希

 ◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 最終日(8日、茨城・ゴルフ5カントリーサニーフィールド=6380ヤード、パー72)

 25位から出た木村彩子(23)=富山常備薬グループ=が1イーグル、8バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと、わずかにパー3個だけという超出入りの激しいゴルフで69で回り、通算7アンダーで19位。前半は5バーディー、4ボギーとパーなし。12番で初めてのパー。16、17番は連続パーとしたが、最終18番は池ポチャでダブルボギーと、派手な一日を締めくくった。

 「疲れた~。忙しかった。途中、スコアがいくつか分からなかった。最後の18番はバーディーが欲しくてピン狙ったら、池に入れてしまいました。終わってみれば30点です」と波乱万丈のラウンドを苦笑いで振り返った。次週はメジャーの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯。今大会前まで賞金ランク79位の23歳は「賞金シード(ランク50位以内)を取るためにも5位以内に入りたい。バーディーは取れているので自信はあります」と前向きに話した。

 日本女子プロゴルフ協会によると、1990年以降、ツアーでパー0個で回った選手はいない。パー1個は8人で87~95と全員がスコアを崩している。今年8月のCATレディース最終日(パー73)で蛭田みな美(22)=ユアサ商事=が11バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのパー4個で66をマークした。

 通算16アンダーで韓国のイ・ミニョン(27)=Qセルズ=が優勝。5月のほけんの窓口レディースに続き今季2勝目、通算5勝目を挙げた。1打差の2位は1998年度生まれ「黄金世代」の浅井咲希(21)=小杉CC=と、韓国の申ジエ(31)=スリーボンド=。賞金ランク首位の申は、今大会を欠場した賞金ランク2位の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=との差を2076万6772円に広げた。

最新のカテゴリー記事