“シブコ効果”絶大! 4日間で歴代2位の3万5719人を動員 一方でマナー面では課題も


18番でアプローチショットを放つ渋野日向子

18番でアプローチショットを放つ渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日(15日、兵庫・チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72)

 最終日のギャラリー数は、前年比5279人増の1万3278人と発表された。今大会は渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が全英を制してから初の西日本での試合となり、渋野の地元・岡山とも近いこともあって初日から多くの観客が訪れた。初日は6231人、第2日は5628人、第3日は1万582人と4日間合計で3万5719人を動員。2008年大会の3万6352人にはわずかに及ばなかったが、大会歴代2位の数字となった。

 今大会では渋野効果もあって、周辺の道路が混雑する“シブコ渋滞”や、コースに向かうバスを待つ“シブコ行列”が連日発生。渋野自身も「全英の優勝前とギャラリーの数が違うので、ありがたいですね」と話していた。

 女子ゴルフの注目度の高さを感じる一方で、マナーの徹底が課題として残った。写真撮影が禁止されているにもかかわらず選手にカメラを向ける人も多く、スタッフからは何度も注意の声が飛んだ。注意されても隙あらば写真を撮ろうとする人もいた。またその組の全ての選手がまだホールを終えていないのに、次のホールに移動を始める人も後を絶たなかった。この日も「やっと生で見られた~!」と歓喜の声が上がるなど、まだまだ渋野フィーバーは続きそうだが、初めて観戦に訪れる人も多く、改めてマナーの周知徹底が必要になってきそうだ。

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