◆女子プロゴルフツアー デサント東海クラシック 第2日(21日、愛知・新南愛知CC美浜C=6437ヤード、パー72)
首位と6打差8位からスタートした渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は、4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーに伸ばしたが、首位と8打差の20位に後退した。9番パー4では男性ギャラリーにボールを当ててしまうアクシデントがあったが、誠意ある対応で、逆に感謝されるシーンがあった。
渋野は海外メジャーのAIG全英女子オープン(8月1~4日)を制した後、ゴルフ熱が高いと言われる東海地方に初登場。2日連続で同じ1998年度生まれの「黄金世代」の原英莉花(20)=日本通運=と一緒の注目組ということもあり、大ギャラリーが集結した。9番パー4ではドライバーショットを左に大きく曲げて、ボールが男性ギャラリーの背中に直撃。大事に至らなかったことは幸いだった。「ギャラリーさんにボールを当ててしまったのは初めて」という渋野は謝罪した上でサインボールをプレゼントした。「サインボールをあげても、どうにもならないのですが『ありがとう、頑張ってね』と言ってもらいました。殺人ボールを打ってしまったのに感謝されてしまった。申し訳ありません」と恐縮した表情で話した。渋野の誠意ある対応に周囲からは温かい拍手が沸き起こった。
賞金ランク首位の韓国の申ジエ(31)=スリーボンド=が68で回り、通算13アンダーで首位をがっちりキープ。3打差2位に韓国のイ・ミニョン(27)=Qセルズ=が続く。
美人プロとして人気の三浦桃香(20)=アウトソーシング=、「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(28)=NOW ON=はともに通算1アンダーで予選通過ライン(50位タイまで)に1打及ばず、予選落ちとなった。