アジア太平洋アマ選手権開幕…前回V金谷&昨年2位中島に注目


アジア・パシフィックアマチュア選手権に出場する金谷拓実

アジア・パシフィックアマチュア選手権に出場する金谷拓実

 【上海(中国)25日=榎本友一】男子ゴルフのアジア・パシフィックアマチュア選手権は26日から4日間、上海市のシーシャン国際GC(7041ヤード、パー72)で開かれる。昨年大会覇者で世界アマランク2位の金谷拓実(21)=東北福祉大3年=は25日、大会公式会見に出席。高い精度のティーショットを武器に2010、11年の松山英樹以来、2人目の連覇を目指す。

 世界各国約50人の報道陣が詰めかけた会見場。金谷は海外メディアから連覇について質問されると「(大学の先輩の)松山選手に記録で並ぶことは非常に光栄ですが、連覇というよりもこの大会で優勝することが重要」と冷静に日本語で答えた。16年10月の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズで松山が制したコースで、この日は18ホールの練習ラウンド。親交の深い松山が優勝時に使用したコースメモも借りて回った。「ラフは深くて、入ると飛ばない。いい位置から第2打を打たないとチャンスにつかない」と警戒した。

 18年大会優勝で今年のマスターズ、全英オープンに出場。「マスターズは最終日に78をたたき、全英は1打及ばずに予選落ち。もう一度出たい。でも(両大会とも)フェアウェーキープ率は上位にいた。そこは強み」。先輩を追いかけて“王道”を突き進む。

 昨年大会は2打差2位の中島啓太(19)=日体大1年=も、日本代表として会見に出席し「去年と同じく、いいパフォーマンスができるように頑張ります」と意気込んだ。8月に虫垂炎で入院して手術を受け、前後1か月半はクラブを握れず。体重も4キロ減の69キロだが「体調は良くなってきている。去年の悔しかった気持ちも強いので、マネジメントなどを生かして何とか戦いたい」と話した。

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