“ぽっちゃり王子”古田幸希、2差7位発進…2月にアマで活躍・宮沢亜衣さんと結婚


1番、ティーショットを放つ古田幸希

1番、ティーショットを放つ古田幸希

 ◆男子プロゴルフツアーパナソニックオープン第1日(26日、兵庫・東広野GC)

 2007~08年に“ぽっちゃり王子”として注目された古田幸希(27)=三沢空港温泉=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの67で2打差7位発進した。青森の実家はパナソニックの電器店を営み、大会と縁がある。アマチュアで活躍した同学年の宮沢亜衣さん(26)と2月に結婚したことを公表し、初優勝を狙う。今平周吾(26)=フリー=ら3人が65で首位。

 07年に石川遼(28)がデビュー。石川がハニカミ王子と呼ばれた頃、ともにジュニアで活躍し、ふくよかな体形から“ぽっちゃり王子”の愛称で親しまれたのが古田だった。今季ツアー3戦目で67と好発進。「久しぶりのレギュラーで楽しく回れた」と話した。

 実家は祖父の代から青森・三沢市で大会を主催するパナソニックの電器店を営む。その縁で「昔から大会に出させていただき、感謝している」という。

 現在の実家は所属先の日帰り温泉・三沢空港温泉を営み、2階が電器店になった。今季は出場資格がなく、在宅時は温泉の掃除などを手伝う。「ゴルフをやるありがたみを感じる」。2月には日本ジュニアを2度(06、08年)制し、既に競技を引退した亜衣さんと結婚した。「ゴルフをよく知っていて、一つ一つの言葉が力強い」と感謝を示す。「初日うまくいったので、続けたい」。再び名前を広めるチャンスが来た。(岩原 正幸)

 ◆古田 幸希(ふるた・こうき)1992年6月22日、青森県生まれ。27歳。3歳からゴルフを始める。中3の2007年に全国中学選手権優勝。1学年上の石川遼とともに日本代表で世界ジュニアに出場。青森山田高から東北福祉大に進み、松山英樹の後を継ぎ主将を務める。15年プロデビュー。17年ミズノオープン6位が自己最高。174センチ、78キロ。

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