◆男子プロゴルフツアー ブリヂストンオープン第2日(11日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)
賞金ランク2位で今季初勝利を狙う今平周吾が4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーとして単独トップで終えた。今平は17番パー3で4メートルを決め、18番パー5で12メートルに2オンし、2パットで連続バーディー締めした。
今平は「単独首位で終われてよかった。明日しっかり休んで、最終日に全力でやりたい。このまま終われば(優勝で)、それはそれでうれしいけど、大会としては3日間やって優勝者が出るのが盛り上がる。やりたい気持ちはある」と話した。
1打差の10アンダー2位にはS・ハン(米国)、貞方章男、藤田寛之、大槻智春の4人が並んだ。7バーディー、ボギーなしで64をマークした50歳のベテラン・藤田は「先週、(師匠の)芹澤プロにスイングを見ていただき修正できた。アイアンショットがよかった。いい位置にいられるのはうれしい」と振り返った。ベストスコア63の貞方は「少しでも上位に近づけたらいいと思ってやっていた。パットがよかった」とうなずいた。
64の大槻は「2日目でやれるだけのことはやった。(最終18番で8メートルの)イーグルパットは入れたかったですが…。1ホールも逃げずにピンを狙ってやることができた」と胸を張った。
石川遼は1イーグル、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で5アンダー26位。16番パー5では20ヤードのアプローチをカップインさせるなど見せ場をつくり、「後半はいい内容になってきた」と総括した。
大会主催者は午前7時の段階で第3日(12日)の開催中止を発表した。台風19号の接近に伴い、選手、ギャラリー、大会関係者の安全確保を最優先に考えての判断としている。現時点では競技は54ホールの短縮競技を予定しているが、最終日(13日)の開催については改めて告知をする。