星野陸也、逆転五輪へ1差2位発進 世界ランク日本勢3位「この大会は勝ちたい」


10番でティーショットを放つ星野

10番でティーショットを放つ星野

 ◆男子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本オープン 第1日(17日、福岡・古賀GC)

 飛ばし屋の星野陸也(23)=フリー=が5バーディー、3ボギーの69で回り、2アンダーで首位と1打差の2位発進。初のメジャータイトル獲得で、20年東京五輪代表入りへ日本勢3番手の世界ランク105位から浮上を目指す。豪州のB・ジョーンズ(44)=キャロウェイゴルフ=が3アンダーの単独首位。7月の日本プロ選手権に続くメジャー2連勝を狙う石川遼(28)=カシオ=は5オーバーの72位と出遅れた。

 成長著しい星野が、日本屈指の難コースでバーディーラッシュをかけた。飛距離を生かし2オン2パットで伸ばした3番パー5から、古賀GC開催の日本オープン史上最多の4連続バーディーでリーダーボードを駆け上がった。「風がなかったしチャンスだと思った。マネジメントも良くて、フェアウェーからいいアイアンが打てた」と柔らかな笑みを浮かべた。

 昼過ぎのスタートで終盤はかなり暗くなり17、18番はボギー。「ティーショットが曲がり始めて。日没サスぺ(ンデッド)もあるかな、と焦ってしまって。僕の悪い癖。もったいなかったですね」と苦笑した。

 今季1勝で賞金ランク6位と好調で、ツアー通算2勝。世界ランクは日本勢3番手の105位だ。「海外メジャーにも出たいですし、東京五輪に出るには(日本勢2位の)今平さん(世界ランク52位)を抜かないと出られない。この大会は勝ちたいですよね」。博多発祥の人気ラーメン店、一風堂の赤丸新味ラーメンが大好物で「今週も食べにいこうかな」。バーディーを示す“赤丸”を並べて初の日本タイトルと5年シードを獲得し、世界へと羽ばたく。(榎本 友一)

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