【米ツアー旋風 ゴールデン・ルーキー】ビクトル・ホブラン、メジャー2戦連続ベストアマの自信


10番、ティーショットを放つビクトル・ホブラン

10番、ティーショットを放つビクトル・ホブラン

 ◆ビクトル・ホブラン(22)=ノルウェー=

 大舞台でこそ輝くのが、ビクトル・ホブランだ。今年4月のマスターズ、6月の全米オープンのメジャー2戦連続でベストアマを獲得し、脚光を浴びた。異例の無観客で行われた第2Rは65で回り、69位から37位に浮上。「きょうは人がいなかったが、決勝Rはすごい人が来てくれるだろう。大勢の前でのプレーは、メジャーでの経験が生かせるはず」と自信を見せる。

 2014、15、16年にノルウェー代表で出場したトヨタジュニアW杯以来、3年ぶり4度目の来日。大雨で第2Rの競技が延期となった25日は「東京観光をした。猫カフェに行ってきた」と充電にあてた。

 故郷のノルウェーではゴルフ熱は盛んではないというが、「僕のプレーで人気になれば」と強い思いを持つ。現在、世界ランクは91位でノルウェー人トップ。東京五輪出場圏内だ。「ドライバーが得意なので見てほしい」。五輪前年の日本の地で足跡を残す。(宮下 京香)=おわり=

 ◆ビクトル・ホブラン 1997年9月18日、ノルウェー・オスロ生まれ。22歳。11歳で競技を始める。2014年ノルウェーアマチュア選手権優勝。米オクラホマ州立大に進学し、18年全米アマを制覇。19年マスターズ(32位)、全米オープン(12位)でベストアマを獲得。6月にプロ転向。8月のウィンダム選手権4位。178センチ。好きなスポーツはサッカー。

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