今平周吾、悔し2位も3年連続1億円突破 賞金トップ浮上「気を引き締めて頑張りたい」


優勝した黄重坤(左)を祝福する今平周吾

優勝した黄重坤(左)を祝福する今平周吾

 ◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 最終日(3日、兵庫・ABCGC)

 今平周吾(27)=フリー=は、1打及ばず通算18アンダーの2位に終わった。韓国の黄重坤(ハン・ジュンゴン、27)=フリー=との優勝争いは、最終18番でイーグルを決めいったんは首位に立ったが、直後に黄にイーグルで返され万事休す。それでも賞金1500万円を加え、獲得賞金は3年連続1億円を突破。賞金ランキングでも首位に浮上し、史上5人目となる2年連続の賞金王がグッと近づいた。

 執念のイーグルも、あと1打届かなかった。今平は10、12番でバーディーを決め首位を走るかと思いきや、15、16番の連続ボギーで陥落。18番では意地のイーグルで首位の黄を追い詰めたが、今季2勝目を逃した。「(相手が)しっかり決めてきたので、しょうがない」。中国での米ツアーを欠場して選んだ今大会、トロフィーを掲げられなかった悔しさがにじんだ。

 それでも獲得賞金は3年連続で1億円を突破し、賞金ランキングでも首位に立った。「1億超えたとかは気にしていなくて…」と話したが、ここ2週はトップ10入りも逃していただけに、復調の予感を感じさせる2位となった。2年連続の賞金王、そして既に出場権を得ている国内メジャー最終戦の日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)へ向けても、「毎試合優勝を狙いながら、気を引き締めて頑張りたい」と、さらに調子を上げていくつもりだ。

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