◆男子シニアプロゴルフツアー 富士フイルム選手権 第2日(8日、茨城・江戸崎CC=7070ヤード、パー72)
単独首位の5アンダーで出た深堀圭一郎(51)=ラテール・エンタプライズ=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73と崩れ、通算4アンダーとして6位タイに後退した。4バーディー、2ボギーの70で回った鈴木亨(53)=ミズノ=が通算4アンダーで8位タイから6位タイに浮上。首位と1打差の2位タイから出たT・ウィラチャン(52)=SINGHA=が8バーディー、ノーボギーの64で回って通算12アンダーとして単独首位に躍り出て、2位のソク・ジョンユル(50)=フリー=に4打差をつけて最終日を迎える。
明日につなげるバーディーだった。18番パー5で第2打をグリーンへ。イーグルは逃したものの、バーディーを奪って第2日を締めた。「気持ちは前向きにいきました」と息をついた。 「そんなに調子は悪くなかったのですが…」。2位に1打差の首位でスタートも1番、2番で短いバーディーパットを外してともにパー。波に乗れそうで乗れなかった。7番パー4ではティーショットを右の林へ。何とか3オンしたものの、3パットでダブルボギー。9番、10番で連続ボギーと崩れかけたが、11番以降は「腹の中で『このヤロー』と言いながら、余計なことを考えずに振り切るようにしました」と開き直り、15番、18番でバーディーを奪って何とか踏みとどまった。
6位に落ちて首位のウィラチャンに8打差をつけられたが、まだまだあきらめていない。「明日は前半勝負。何とか追い上げていければ」と大逆転でのシニア初Vへ、猛チャージを誓った。