石川遼をリオ五輪「金」ローズがベタ褒め「ドライバーショットが素晴らしかった」


初日をラウンドする石川遼

初日をラウンドする石川遼

 ◆アジアンツアー共同主管男子プロゴルフツアー SMBCシンガポールオープン 第1日(16日、シンガポール・セントーサGCセラポンC=7397ヤード、パー71)

 【セントーサ島(シンガポール)16日=榎本友一】日本ツアー開幕戦初日は雷雲接近による中断で、156人中45人が競技を終えられなかった。世界ランク83位で東京五輪代表入りを目指す石川遼(28)=カシオ=は3バーディー、1ボギーの2アンダー69をマーク。首位と4打差の暫定15位発進した。日本人の父を持つコウスケ・ハマモト(20)=タイ=が6アンダーの暫定首位。

 東京五輪イヤーで上々の滑り出しを見せた。石川は気温30度を超す異国での開幕初日に69。「優勝争いをするために必要なスタートを切れた。ショットはそんなに悪くなかった」と明るい表情で汗を拭った。

 同組の2人とともにハイレベルなプレーを展開した。世界ランク9位で16年リオ五輪金メダルのジャスティン・ローズ(英国)、昨年大会覇者で同38位のジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)。10番から出ると17番で3メートルを沈めて初バーディー。18番パー5は、残り200ヤードから7アイアンで第2打をピン上7メートルにつけ2パットでバーディー。ラウンド中は「どこに住んでるの? 何の試合に出るの?」などと流ちょうな英語でローズと談笑した。ローズからは「前半のドライバーショットが素晴らしかった。とても良い内容のゴルフ」と絶賛された。

 世界ランクは日本勢3番手。東京五輪代表争いでは、同33位で今大会を欠場した今平周吾を追う。例年は新クラブを投入するが、今大会は「感覚を大事にしたい」と昨年12月に制した日本シリーズJTカップと同じ14本で臨む。ローズは3アンダー、ジャズは4アンダーで初日を終えた。「あの2人にスコアで勝つゴルフをしたい」と自身初の海外Vを見据えた。

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