石田のゴルフ遊悠記14 タイゴルフ合宿再び


 「時刻は午前0:05。私は東京国際空港、つまり羽田空港にいた・・

 

 この書き出しをおぼえている方はいるだろうか。そう「石田のゴルフ遊悠記」第1回コラムのイントロである。そして今回の遊悠記は当時のリライトではない。時は1月末日、今回2年ぶりにタイゴルフ合宿が決行になったのだ。

 

 前回の反省をふまえ、今回は「ネックピロー(首に巻く枕)」と「クッション(お尻に敷くもの)」を機内に持ち込み、ぐっすりと睡眠。翌朝6:30に「気づいたらタイ」というフライトを果たした。今回はなにもかもが万全だ。

 

 2年前と同様、空港でハイヤーがお出迎え。初日のプレーは前回と同じ「タナシティ・ゴルフ&カントリークラブ」である。

 

 タナシティに着いてウェアに着替えると即スタートの声が。「え?あと30分くらいあるはずなのに・・」前が空いていればとりあえずスタート。これがタイルールである。といっても、タナシティは練習場があるわけでもないので、すぐスタートの方がいいんですけどね。

 

 1番ホールのティーグラウンドに立つ。2年前のあの日、記念すべき第1打を引っ掛け、いきなり左の池にポチャったのを思い出す。苦い思いをかみしめながら、ドライバーを振るとボールは過剰に右へと曲がっていった。一応、セーフ・・。1番はあまり難易度の高くないホールなのだが、このホールは「ダボ」。

 

 ハマってしまったのが7番ホール。ここは前回にプレーしたときもハマった記憶がある。ティーグランド前から左サイドがずーっと池になっているのだ。ティーショットを右につけ安心するも、セカンドでまさかのチョロ!左に転がっていったボールは池に吸い込まれていった。(ちなみに、この後もう一度池に・・)

 

 13番ホールはグリーンが池の向こうにあるショートホール。同組の大学の先輩方はポンポンポンとワンオンに成功。さすが普段ゴルフを最優先に取り組んでいるだけある。私はグリーン手前のバンカーに。池に入らなかっただけよかったとするか・・。

 

 初日のタナシティは前半「55」の後半「49」で「104」。全体的にはやってしまっているが、ティーショットは安定していた。後半50を切れたから、良しとしよう。

 

 2日目はラムルッカカントリークラブへ。こちらもゴルフ場に到着したのはスタートの40分ほど前だったが、着替えてトイレに入っていると「すぐにスタートするって!」の連絡が。もう少しゆっくりトイレに入らせてよ。

 

 1番ホールは真っすぐ正面が縦に長いバンカー、右が池、左が広いフェアウエーなのだが、ピンからは非常に遠くなる。一瞬「どこに打てばいいの?」という感じ。とりあえず真ん中左めを狙うのだが、思ったとおりに打てるゴルファーじゃございません。ボールは右の池へ。これは・・嫌な予感。

 

 この不吉な予感が的中。とにかくこの日は身体が回らない。前日のゴルフ、いや前夜の疲れだろうか。身体が回らないから臆病になる。臆病になるとさらに変なスイングになる。そしてその変化に自分自身で気づき修正することができないので困るのだ。上達の遅いアマチュアゴルファーの悩みである。

 

 ラムルッカは大きく100を超えてしまったのだが、唯一の収穫を紹介させて欲しい。終盤に差し掛かった15番ホールの360ヤードミドル。ティーショットはいまいちだったものの、ユーティリティに活路を見出し謎のツーオン。3メートルのパットを冷静にしずめ、バーディー獲得。「あんた、やればできるじゃない」と若干キャディさんが驚いていた。

 

 ―――結局、2日とも100を切ることができずストレスの溜まるタイゴルフ合宿になってしまった。しかしながら、悪いのは自分。先輩方は100を切っているのでゴルフ場が難しすぎるわけでもなかろう。また再来年、いや来年にチャレンジしたい。

 

 ゴルフ遊悠記はまだまだ続く。

 

※参考
<今回プレーしたコース>
タナシティ・ゴルフ&カントリークラブ
ラムルッカカントリークラブ

 

タナシティの1番ホール。前回は左の池へ

タナシティの砂はさらさらしていました


ラムルッカの1番ホール。右奥の池にボールが消える

ラムルッカも池が多い。ホールの行方に不安そうな表情