「ハザマ世代のダイヤモンド」稲見萌寧は東京五輪1年延期に「私からしたらチャンスが増える」


稲見萌寧

稲見萌寧

 国内女子ゴルフツアーで昨季1勝の稲見萌寧(もね、20)=都築電気=が11日夜に放送されたBSフジのゴルフ専門ニュース「attest~WEEKLY GOLF NEWS~」にリモート出演した。女子ツアーは新型コロナウイルスの影響で16試合の中止が決定している。

 稲見はツアー本格参戦1年目の昨シーズン、トップ10が11回、賞金ランク13位と活躍した。「結構いい1年でした。初優勝できて、初シードも獲得できた」と振り返った。1998年度生まれの黄金世代と、2000年度生まれのミレニアム世代に挟まれる1999年度生まれの代表格は、「黄金世代と間違えられるけど、ハザマ世代のダイヤモンドって言い張っています(笑い)」とコメントした。

 世界ランクでは、畑岡奈紗(4位)、渋野日向子(12位)、鈴木愛(14位)に続く日本勢4番手の59位につけている。東京五輪が1年延期され、代表決定も来年6月となったことには「私からしたら逆に(延期は)ラッキー。その分、(出場する)チャンスが増える。試合数が多ければ、多いほどチャンス。(ランキングを上げるため)人より試合に出て成績を出したい」と力を込め、圏外から自力出場の15位以内浮上へ、ポイントを重ねていくことを誓っていた。

 昨季はパーオン率78・21%でツアー1位。正確なアイアンショットが武器の20歳は持ち球のフェード(右に曲がるボール)の極意について「コントロールしやすい。スピンが入り、アイアンが良くなるという思いで。切り返しで下半身を意識している」などと語った。

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